ダンスハウス黄金 4422 Autumn Winter Festival

日程・プログラム

2023年11月3日（金・祝）14:00

TALK PROJECT A
乗越 たかお「イスラエルのコンテンポラリーダンス・トーク」

会場　黄金4422BLDG.
〒453-0803 愛知県名古屋市中村区長戸井町4-22-4　

スピーカー

乗越たかお（作家・ヤサぐれ舞踊評論家）

聞き手

浅井信好（ダンサー・振付家・ダンスハウス黄金4422主宰）

概要はこちら

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名古屋駅から近鉄線各駅でふた駅。黄金駅より徒歩4分の住宅街の中にある5階建ての黄金4422BLDGビルが、本企画の会場です。
開場中は来場者と受付スタッフが談笑する姿がみられ、地域に根ざして運営されている様子が伺えました。

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国策としてのコンテンポラリーダンス

イスラエルのコンテンポラリーダンスに造詣が深い、乗越さんと浅井さんのトークは、イスラエル建国の話からコンテンポラリーダンスが国から全面的なバックアップを受けるに至る経緯を紐解き、その発展と特徴、日本との比較や政治と芸術家の関係性など、話は多岐にわたりました。

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参加者は14名。客層は若いダンサー風の男性から杖をついた年配の女性までさまざま方にご来場いただき、熱心にメモをとられている方も複数いらっしゃいました。

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メモをとって聞き入る女性。後ほどお話を伺ったところ、ご自身もダンスをされる方でした。

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政治と舞台芸術

奇しくもハマスとイスラエルによるパレスチナ問題が勃発したタイミングと時を同じくしての開催となった本企画ですが、単に政治と芸術を分けて考えようという話だけでなく、不可分な部分に対しても焦点をあてた内容でした。
どのような芸術も文化的・歴史的背景と無関係ではいられないと思いますが、その全てを創作物から推し量ることはできません。
今回の企画は、イスラエルのコンテンポラリーダンスを解釈するための大切な知識を体系的に紹介し、鑑賞の解像度を高めてくれる貴重な機会となりました。

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1時間半がちょっと短く感じてしまうくらい、あっという間に過ぎてしまう濃密な時間でした。

ダンスハウス黄金4422Autumn Winter Festivalでは、今回のTALK PROJECT Aを皮切りに、来年1月まで多数のワークショップも予定されています。

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レポート：中村友一