プロジェクトが目指す「未来」
「日本の演劇」未来プロジェクトは、新型コロナウイルスの世界的流行という緊急事態に直面し生まれた、舞台芸術業界の新たな連携・連帯を象徴する事業です。
日本の演劇の未来を見据えて結集した、緊急事態舞台芸術ネットワークの各団体が、全国各地を舞台に各々の力を最大限発揮することで、舞台芸術の持つ唯一無二の価値を社会へと広く発信していきます。

コロナ禍において、未だかつてない逆境を経験した今だからこそわかること、できること。
人と人が集い、つながることで生まれる力。その無限の可能性と、演劇界の未来を信じて――
プロジェクトの取り組み
公演事業
新型コロナウイルス感染症で大きく萎縮した鑑賞環境を元に戻すとともに、日本を代表する22団体と全国28地域で行われる質の高い文化芸術活動を重点的に支援することで、人・作品・場などの流動性を高め、事業者の活動の安定化と実施地域の活性化を目指します。また、文化芸術の重要性や魅力を発信することにより、需要喚起を図ります。
連携事業
会員間の連携を目的に、地域、規模、ジャンル、世代を超えたつながりづくりに取り組みます。「シン・つながりプロジェクト」では、次世代を担う若手制作者によるネットワーク構築を推進。「アートキャラバン・サテライト」では、協力団体と地元の施設・演劇人によるプロジェクトを展開します。
広報事業
舞台芸術の裾野を広げる未来にむけた様々な取り組みを実施します。活動報告書「みらいジャーナル」やリクルートイベント「舞台芸術おしごとナビ」、現在の課題を共有するための「年次シンポジウム」など、各種イベントを通じて広くお伝えしていきます。
調査・研究事業
「業界横断定点調査」では、昨年度に引き続き舞台芸術界を産業として捉えて、客観的な指標データ収集を目指します。「舞台芸術業界強靭化のための研究・調査」では、舞台芸術界の未来のために、業界全体で取り組むべき課題をテーマに海外事例などの研究・調査を行います。
主催
助成