「少し先の未来のための」王子マッチングウィーク2nd

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日程・プログラム‍

2023年9月14日（木）（4日目）
舞台・音響・照明　仕込み体験！ワークショップ

会場

‍王子小劇場
〒114-0002 東京都北区王子1丁目14−4 B1F

講師　黒太剛亮

概要はこちら

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演劇にかかわる様々なセクションの人たちに向けての出会いの場として設けられた、8日間のマッチング企画。9月14日に行われた「舞台・音響・照明　仕込み体験！ワークショップ」に参加してきました。

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12名の参加者は、学生や裏方を始めたいと思っている方、仕込みの日の力になりたいと考えている俳優など、さまざまな理由で受講を決めていました。

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【舞台編】
尺貫法（しゃっかんほう）を感覚的につかむために、自分の体で、一尺はどこだろうとメジャーで測ってみたり、今ある箱馬で『2尺』をつくるにはどうしたらいいかをグループごとに考えてみたり。
講師の黒太さんが、仕込みの現場では聞くことが難しいことを、ひとつひとつ丁寧に教えてくれます。

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舞台図を見ながら、平台に対して、箱馬をどう置くのが安全かつ効率的かを実験します。

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ナグリやインパクトの使い方、テープの貼り方はがし方、クギの抜き方など、丁寧に教えてくださいました。

最少人数で仕込みをしなくてはならないときから、少しずつ人を増やしてみて、とある人数の仕込みのときに、効率よく作業するにはどうしたらいいかを考えるというワークは、参加者が今後の仕込みをお手伝いする際に、必ず役に立ちそうな考え方でした。

講師の黒太さんは、今回の講座の進行を考える際に、参加者が安全に体験できることを大事にしたと伝えてくれました。例えば、高所での作業をさせないことや、自分の目の届く範囲で、作業を行ってもらうことなど。
こうした配慮が、参加者が「学ぶ」ことに集中できる環境につながっていたのだと感じました。

参加者の方に、なぜ今回の講座を受講したのか尋ねると、「裏方に興味があったけれど、音響や照明を学べるところがなかったから」とのこと。
何も経験のない状態で、プロの方に「現場に行かせてください」というお願いをすることも難しいし、そもそも誰にそんなお願いができるかもわからない。そんなときに、この企画を知り参加したことで、その一歩を踏み出すことができたと語ってくれました。
『今後につながりましたか？』という質問には、「今日の講師の方の現場のお手伝いに入らせていただき、経験を積んでいきます」と答えてくれました。

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レポート：成島秀和