戯曲の読み方を知ることで広がる、 演劇の楽しみ方

参加者の演劇経験は不問。学生にも参加してほしい

劇作家・演出家・俳優・プロデューサーの丸尾聡氏を中心とした演劇企画集団「オフィスプロジェクトM」が主催するワークショップ。三島由紀夫の戯曲『鹿鳴館』(1956年初演)を4日間かけて読み解く中で、基本的な戯曲の読み方を伝えることはもちろん、演劇の楽しみ方を広げたい、観劇のとっかかりにしてほしいという想いが込められた企画です。
つくる人にも観る人にも参加してもらいたいため、参加者の演劇経験は不問。さらにこのコロナ禍で、学生の演劇活動の機会が減少したり、学校行事としての演劇鑑賞会が実施できなかった年もあるという背景から、「若い人が演劇に触れる機会を提供していきたい」と、高校演劇部・大学演劇サークルの方の参加も呼び掛けています。

演劇界を耕すことにも繋がる一歩

数ある戯曲の中から三島由紀夫の『鹿鳴館』を選んだのは、戯曲そのもののおもしろさに加え、会場となる広島の演劇人から、時代背景や文化が違う古典や名作と呼ばれる戯曲を「どう読んでいいかわからない」という声が挙がったこともきっかけです。日本はヨーロッパやアメリカに比べ、新作戯曲が発表されるペースが早いそうですが、それは前述した「どう読んでいいかわからない=上演しない」も理由の一つとしてあるでしょう。そうなると自動的に観客にも「同じ戯曲を観る楽しみ」が浸透しません。そんな今、70年近く前に書かれた戯曲を改めて読み解き、疑問点を出し合いディスカッションする楽しさや、いま上演するとしたらどこに注目するかなどの視点を知ることは、改めて演劇の可能性を増やし育てることにも繋がる一歩になりそうです。

「戯曲」を読み解くワークショップ
三島由紀夫『鹿鳴館』を読む!

日程

2023年
12月7日(木)18:00~20:30 中音楽室
12月8日(金)18:00~20:30 中音楽室
12月9日(土)13:30~18:30 小音楽室
12月10日(日)13:30~18:30 リハーサル室 発表&ディスカッション

※全日程参加できる方を優先させていただきます。
※全日程見学のお申し込みも可。

会場

JMSアステールプラザ
〒730-0812 広島県広島市中区加古町4-17

講師

・丸尾聡(オフィスプロジェクトM)
・川口典成(ドナルカ・パッカーン)
・江花実里(架空畳)

対象 演劇経験不問
​※高校演劇部・大学演劇サークルの方の参加も歓迎いたします。

参加費 無料

申し込み ※受付終了

問い合わせ 一般社団法人舞台芸術制作室無色透明


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