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札幌を拠点に演劇制作を行うカンパニー「ラボチ」が行う、札幌演劇を次の世代に繋ぐための3つの企画。ひとつは直近約20年の札幌演劇や「札幌演劇シーズン」企画を振り返り、どのような流れの中で現在の札幌演劇があるのかを改めて知る『シンポジウム』(’24年1月)、もうひとつは29歳以下の若い演劇人に道外の劇団の公演を観てもらい、その後に座談会を開催して演劇の地域性や札幌の演劇の特性を話し合う『U29観劇サポート+座談会』(’23年11月)、もうひとつは役者や演出家、劇作家と比べて機会が少ない『スタッフ向けのワークショップ』(’23年12月)。ワークショップでは、仕込みやバラシなど舞台の基本から、制作、広報、宣伝、当日運営まで、スタッフワークを網羅して伝えます。
3つの企画のベースにあるのは、コロナ禍が奪った「若者が演劇をつくる体験」をなんとか埋めていきたいという想い。もともと札幌は演劇活動が盛んで、コロナ前までは大学や劇場のプロデュース公演など、若い人が集まって演劇のやり方を学ぶ場があちこちにありました。しかしコロナ以降、学校で演劇活動ができなくなるなど、多くの体験や先輩と繋がる機会を失い、分断が起き、「演劇のつくりかたがわからない。どう続けていいのかもわからない」という若い演劇人が増えているのだそうです。その状況をなんとか改善せねばと考えられた企画はどれも、土壌から耕していくような地道なものですが、若手のうちに身につけておきたいものばかり。「下の世代に演劇の環境を残したい。できればもっと良い状態にして手渡していきたい」という思いが真っ直ぐに込められた企画です。
日程・対象公演
■2023年11月21日(火)19:00開演
オパンポン創造社『幸演会』 野村有志さん(作・演出)
■2023年11月25日(土)19:00開演
劇団こふく劇場「ロマンス」 永山智行さん(作・演出)
会場
シアターZOO
〒064-0811 北海道札幌市中央区南11条西1丁目3-17 ファミール中島公園B1F
対象
札幌で演劇活動を行なっている29歳以下の方
定員 各15名
参加費 無料(観劇代含む)
コーディネーター
■11月21日(火):佐久間泉真(d-SAP/弦巻楽団)
■11月25日(土):三瓶竜大(劇団清水企画/ポケット企画)
申し込み ※受付終了
問い合わせ 札幌舞台芸術制作協議会
日程
■2023年12月22日(金)18:00~ 舞台技術編
■2023年12月23日(土)14:00〜 制作・広報編
会場
シアターZOO
〒064-0811 北海道札幌市中央区南11条西1丁目3-17 ファミール中島公園B1F
対象
札幌で演劇活動を行なっている方
定員 各回20名
参加費 無料
講師
■12月22日(金)舞台技術編
・上田知(舞台監督)
■12月23日(土)制作・広報編
・小島達子(tatt Inc./ELEVEN NINES)
・小室明子(ラボチ)
・竹内麻希子(CAPUSLE)
申し込み ※受付終了
問い合わせ 札幌舞台芸術制作協議会
日程・プログラム
<1>「劇場の20年」
2024年1月5日(金)19:00〜
会場:演劇専用小劇場BLOCH
〒060-0033 北海道札幌市中央区北3条東5丁目5岩佐ビル1F
<2>「札幌演劇シーズンのこれから」
2024年1月16日(火)19:00〜
会場:シアターZOO
〒064-0811 北海道札幌市中央区南11条西1丁目3-17 ファミール中島公園B1F
対象
年齢、演劇経験の有無問わず
参加費 無料
登壇者
<1>「劇場の20年」
・鶴岡ゆりか(演劇専用小劇場BLOCH)
・小島達子(tatt Inc./北八劇場アーティスティックコーディネーター)
・清水友陽(劇団清水企画/北海道演劇財団芸術監督)
<2>「札幌演劇シーズンのこれから」
・斎藤歩(札幌演劇シーズンプログラムディレクター)
・太田真介(NPO法人コンカリーニョ/札幌演劇シーズン事務局)
問い合わせ 札幌舞台芸術制作協議会
メール:info@sapporoseek.art
詳細 https://sapporoseek.art/archives/308