次の100年の演劇を考えたい

演劇を続ける人、始める人が減った今考えたいこと

メンバー全員1998年生まれのアーティストグループ「劇団あはひ」によるワークショップとトークイベント。2018年に旗揚げし、メンバー全員20代と、これからの演劇をつくっていく彼らが「コロナ禍を経て、演劇を始めたり続けたりする学生が減っていることを知りました。我々も周りでやめていく人を見てきましたし、全国的にそうなんだというのを肌で感じています。そこで我々も含め、これから演劇を続けていくならばどういうやり方がいいのかを、一緒に考えていける機会にしたい」と企画したものです。

今と同じカタチで劇団は続けていけないのではないか

根底に流れているテーマは「次の100年の演劇を考えたい」ということ。劇団のクリエーションメンバーが各々の関心で持ち寄った企画は、フランス哲学研究者の渡名喜庸哲氏が哲学的な観点から「人々が集まることの意義」を考えるトークイベントや、映像ディレクターの須藤崇規氏が演劇の中で「メディア」を使う新しい方法をグループワークで考えるワークショップなど。こういった異ジャンルの人選には、「現在ある日本の劇団のシステムと同じカタチでは続けていけない時期に入ったのではないか」と感じている彼らの、「今までと違うやり方で進化、継続していく方法を考えたい」という思いが反映されています。企画者の一人である高本彩恵さんは「海外の演劇祭に行くと、演劇に限らないジャンルの人たちが隔たりなく対話をしています。その会話の中で自分の輪郭のようなものを確認できたという体験が今回の企画のきっかけになりました」と話します。「この企画が自分たちのやりたいことを考えるきっかけになったり、そこで生まれる出会いが今後なにかを変えていったりするんじゃないかと思っています」。

劇団あはひによるワークショップとトークイベント
「劇の交差点」

日程・プログラム

《広島》
■ワークショップ「からだで考えるために」

2024年1月22日(月)18:30〜20:30
講師:松尾敢太郎(劇団あはひ・俳優)

《東京》
ワークショップ「メディアでする演劇」
2024年1月24日(水)18:30~21:00
講師:須藤崇規(映像ディレクター)

■トークイベント「哲学を演劇する」
2024年1月25日(木)19:00~21:00
ゲスト:渡名喜庸哲(立教大学文学部教授)
司会・キュレーション:小名洋脩(劇団あはひ・ドラマトゥルク)

■ワークショップ「規則から作る/規則を考える」
2024年1月26日(金)18:30~21:00
講師:川村隆太郎(音楽家)

トークイベント「劇団の集団戦略」
2024年1月27日(土)14:00~16:00
ゲスト:坂本もも(合同会社範宙遊泳代表・範宙遊泳プロデューサー・ロロ制作)
司会:高本彩恵(劇団あはひ・制作)

ワークショップ 「「写す」から「表す」へ」
2024年1月27日(土)17:00~19:30
講師:大塚健太郎(劇団あはひ・主宰/劇作家・演出家)

会場

《広島》
JMSアステールプラザ リハーサル室
〒730-0812 広島県広島市中区加古町4-17

《東京》
早稲田小劇場どらま館
〒169-0071 東京都新宿区戸塚町1-101-3

対象

エンタメやアートに興味のある10代〜20代くらいの方(経験不問)

定員

ワークショップ:各回15名程度
トーク:各回30名程度
※すべてのワークショップ・トークイベントは独立した内容です。全日程参加も各回のみ参加も可能です。

参加費 無料

申し込みフォーム ※先着順

問い合わせ 劇団あはひ
メール:info@gekidanawai.com 
HP:https://gekidanawai.com/

詳細 https://awai-acproject.peatix.com/


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